25.03.22

活動報告

【開催報告】アイセック・ジャパン主催の国際会議
「daybreak 2024」を開催しました。

2024年8月25日から8月28日の4日間、アイセック・ジャパン主催の国際会議「daybreak」を開催いたしました。国内からは「Generation 2030」を代表する大学1年生62名、海外からはフィリピン、アルジェリア、カナダ、香港を含む9つのアイセック海外支部から44名が参加し、運営メンバーも含め約130名の若者が一堂に会しました。

「daybreak」について

「daybreak」は世界100以上の国と地域に存在するアイセックの日本支部であるアイセック・ジャパンが開催する国際会議です。2024年度は、「未来への夜明け」をテーマに掲げ、社会をマクロ・ミクロの視点から捉え、世界中から集まった多様なバックグラウンドを持つ若者たちが共通の未来を描く場となりました。

事前機会

会議の準備として、日本のメンバーがグループに分かれ、「トランジションデザイン」の考え方を用いて、約2ヶ月かけて1つの社会問題についてポスターを作成しました。今暮らしている社会の視点だけでなく、その裏側のシステムやマクロな歴史の傾向などから多角的に問題を捉え、社会変化の本質を探り、その問題に対するYouth actionを考えました。
ボーダレス・ジャパン様にご協力いただき、社会問題を構造的に捉えるヒントや解決策構築のフレームワーク、事例などを教えていただきました。また、参加者のアウトプットに対してフィードバックをしてくださりました。

会議当日

会議当日は、アイセック国際本部(AIESEC International)のメンバーや海外のアイセック支部の代表を勤めていた、オーストラリア・ブラジル・アメリカ・中国・日本出身の5人が会議のファシリテーターを務め、会議がはじまりました。
2日目は世界各国から集まった参加者同士で5人組グループである「NAKAMA」を結成し、打ち解け合いました。また、アイセックのビジョン/ミッションや、自分の想いを伝え合う時間もありました。それぞれ違ったバックグラウンドを持ち異なる場所で活動しているけれど、ここに集まっている仲間は共通の目標を目指していることを再認識しました。

東京のまちのフィールドワーク

会議3日目には、「Factfulness」を題材に、私たちは世界の変化に対して思い込みや偏見があることを学びました。だからこそ知識をアップデートしていきながら、社会のリアルな現状を理解することの必要性を学びました。
午後には「NAKAMA」と共に実際に下北沢や代々木などに赴き、写真を撮りながらまちを探検しました。その写真の見える範囲で関わっている関係者や生態系、社会問題など想像を膨らませ、感じたことを付箋に書いて写真の上に貼っていきました。普段見ているものとはまた別の視点から社会を捉えることが出来たり、自分の住んでいるまちとの共通点や相違点など新たな発見を得ることが出来ました。
暑い中東京を歩いた後には、赤城乳業様からご支援いただいたアイスクリームをみんなで食べ、最後まで集中して会議に参加することが出来ました。

社会に対する想いを語る-企業のご登壇

4日目は、「あなたのどんな想いを自分の国や地域の若者に届けたいか?」というテーマでした。実際に社会問題に対して想いを持って活動されている2つの企業にご登壇いただき、株式会社TENGA様には性の問題について、株式会社Freewill様にはエシカル消費についてお話していただきました。普段日本にいてはなかなか話せないトピックについて、参加者一人ひとりが真剣に問題について考えました。休憩中も企業の方の展示ブースにたくさんの人が集まり、企業の方と参加者の交流が盛り上がっていました。

楽しい異文化交流も

会議の夜には日本の文化に触れる「Japan night」や、それぞれの参加する国や地域がその地域の文化を持ち寄る「Global village」が開催されました。異文化交流のトピックからたわいのない話まで、夜まで深く語り合いました。

会議の最後には、参加者全員で輪を作りお世話になった人にビーズを渡し、熱いメッセージを伝え合いました。

SDGsの達成期限が5年後に迫る中で、まだまだ解決されていない問題はあり、また、SDGsと括ることで見逃されている問題もあると考えます。それぞれが抱えている課題を「Our common agenda」として認識し、私たちが若者としての自覚を持ち、積極的に声を上げ、行動に起こすことの重要性を学びました。今回の「daybreak」を1つのきっかけとして、今後も社会を良くするために、努力してまいります。

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