テクノロジーの力で食を変える。母国の課題と向き合うインターンシップ

作成日 2017年8月

Company's Voice

受け入れ企業さまの声

社名 日本電気株式会社 / NEC Corporation
業種 パブリック/エンタープライズ/テレコムキャリア/システムプラットフォーム
設立 1899年
規模 単独 21,444 名、連結 107,729 名
受入部署 事業イノベーション戦略本部

ー そもそも、海外インターン生の受け入れを決めた理由はなんですか?

NECでは、安全・安心・効率・公平な社会の実現に貢献するため、社会ソリューション事業に注力しています。真の社会ソリューション事業を創りだすためには、解くべき社会問題を深く理解し、洞察することが不可欠です。

しかしながら、海外、特に発展途上国にはオフィスにいる⽇本⼈には想像もできない問題が多く存在します。そこで、NECは外国⼈学⽣を対象とした、⾃国の社会問題分析と新事業提案のインターンシップを実施することにしました。

優秀かつ情熱を持つ学⽣を探すため選考に⼒を⼊れ、ショートエッセイによる書類選考やビデオ会議⾯接などを⾏いました。全世界200名ほどの応募者の中から、ベトナム⼈のタムさんを本インターンの第1号として受け⼊れることに決定しました。

ー 実際にインターン生を受け入れてみて、社内外に何か変化はありましたか?

タムさんは、ベトナムの⾷の安全に対して⾼い問題意識を持っていました。彼⼥は、ベトナム⼈ならではの着眼点も⼤切にしながら、⽂献調査や専⾨家ヒアリングなど専⾨的な市場調査⼿法を⽤いた分析を進めていきました。
さらに、社内外でのディスカッションを通じ、最新テクノロジーやベトナム以外の市場トレンドについても知⾒を広めました。最終発表では、豚⾁のサプライチェーンやステークホルダーの問題点を述べた上で、それぞれに対するソリューションを提案しました。
既存事業や社内の技術に縛られないインターンシップだからこそのユニークな提案は、どれも⽬を⾒張るものがありました 。

また、彼⼥の社会問題解決への情熱と⾔語や⽂化の壁を乗り越えてコミュニケーションしようとする姿勢は、周囲の1⼈1⼈、そして組織に⼤きな刺激を与えました。
インターンシップは、学⽣だけでなく受⼊組織にとっても⼤きな学びの機会です。

Trainee's Voice

インターン生の声

名前 Tam Thi Ha さん
出身国 ベトナム
出身大学 HỒ CHÍ MINH CITY OPEN UNIVERSITY
専攻 ビジネス英語
語学スキル 英語、韓国語、ベトナム語

ー 実際にインターンを終えて、タムさんにはどんな変化がありましたか?

この経験は、私に忘れがたい思い出と⽇常を出て全く新しい世界への架け橋を与えてくれました。評判通り、素晴らしいメンバーとプログラムが私のような⼈間にも海外インターンシップに参加し、様々な経験をする機会を提供してくれました。
⽇本を代表するテクノロジーカンパニーである NEC の研修に参加することができて、私はとても幸せでした。

インターン内容は、どのようにテクノロジーを使って社会問題を解決するかを学ぶものでした。私にとって⼤変興味深いテーマでした。8週間というインターン期間は充分に⻑いとは⾔えませんが、とても濃い時間でした。
ビジネスとはどういうことか、とりわけグローバルカンパニーがどう⽴ち動いていくのかを学ぶことができました。

⽇本の歴史ある⼤企業で働く事は私の夢でした。職場環境はとても洗練されていて、私が慣れ親しんだ⽂化とは異なりました。⽇本⼈は時間調整をして、チームで働くことに⻑けています。みんな上⼿く協働でき、その結果成果が⽣まれます。

私には NEC の専⾨知識を兼ね揃え優秀なリーダー職の⽅々と働く機会がありました。その機会は私の視野を広げ、コミュニケーション能⼒とマネジメント能⼒を伸ばしてくれました。彼らから問題をどう読み解き、適切な問いをたてるかを学びました。解が求められるのは適切な問いあってこそだからです。

また、⽇本流の同僚や友達との付き合い⽅も学びました。⽇本⼈は、ビジネスにおいて時間を守るなど、本当に礼儀正しく親切です。その習慣はベトナム⼈も真似るべきだと感じました。

ー タムさんにとって、このインターンシップはどのような経験でしたか?

この3ヶ⽉間はこれまで私が過ごして来た中で最も素晴らしい時間でした。たくさんのことを学びハイレベルな職場環境で働くことができたことに加えて、先進国において私にとって新鮮な⽂化で⽣活するという挑戦もできたし、それぞれ異なった⽂化をもつ海外の友⼈達との出会いもありました。
彼らとの関わりで私はとてもわくわくして過ごすことができ、それぞれ違った肌をもっているように私の⼈⽣を彩ってくれました。

すべて素敵な思い出として刻まれています。それらは今もなお私を強く奮い⽴たせてくれる原点です。

Member's Voice

アイセック担当者の声

名前 犬飼 あゆ美
所属委員会 アイセック慶應義塾大学委員会
学年(当時) 3年

ー どのような思いでこの海外インターンシッププログラムを作りましたか?

今回のインターンシップは、国連の定める持続可能な開発⽬標(SDGs)をベースとして、社会課題解決をテーマとした⼤企業との協働インターンシップの第1号でした。

インターン⽣の問題意識ベースでプログラムを作ることで、インターン⽣が本当に求めるものを、私たちの事業に沿う形で提供できたことは嬉しかったです。新たな事業の作り⽅としてこれからアイセック・ジャパン全体でも確⽴していきたいです。

ー 実際にインターンが実現してみての感想を教えてください。

タムさんとの対話で忘れられない瞬間があります。それは、彼⼥と将来について話していた時のこと。
「将来的にもこの⾷の安全に取り組んでいくかはわからない。興味ある課題はたくさんある。けれども、社会課題に携わって社会をよくして⾏きたいという想いは変わらない。そのためには、もっとテクノロジーの知識と、いろんな⼈から知⾒を得たり、提携していくためのコミュニケーション能⼒を⾝につけていかなければならない。」と彼⼥は語ってくれました。

「そのテクノロジーの知識が必要って感じたきっかけはなに?」と私が聞いたところ、「このNECでのインターンシップだよ!」と答えてくれました。これまで何⼗件もの海外インターンシップ受け⼊れに関わってきましたが、ここまで強くインターン⽣の変化を間近で実感できたのは今回が初めてでした。
社会課題を変えていきたいという想いを深く共有できたのも初めてかもしれません。

タムさんからは、アイセックにありがとうという⾔葉と、もっといろんな⼈に参加して欲しいというメッセージをいただくことができました。私⾃⾝、このインターンシップに携われたことを⼼から感謝しています。

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